みなさんも聞いたことがあるであろうハザードマップ。
ここでは、その使い方を紹介します。
ハザードマップの見方
サイトはここ! 「国土交通省ハザードマップ」
まず、お住まいの街がどの程度水害の被害に遭う可能性があるかは、
この国土交通省ハザードマップで確認することができます。
「洪水」「津波」「土砂災害」「道路防災情報」に関する情報であれば、
すべてここで確認することができ、非常に見やすいです。
色で分けて危険度が表示されており、例えば洪水であれば、
ある地点をクリックするとその土地が洪水によって
何m浸水する可能性があるかを教えてくれます。
低い土地ほど、川の氾濫などによって浸水する可能性が高い!
ちなみに鑑定評価をしようとしている土地が
「土砂災害警戒区域」や「土砂災害特別警戒区域」に指定されている場合、
通常はその土地の評価額には相応の減価がされます。
洪水や津波についてはすぐにというほどではないけど、
実際に水害に遭った履歴が認められる場合などは、
それを踏まえて減価をする場合があります。
自然の脅威がもたらす副次的な作用
このようにして、人々が周囲より海抜が高い街を求めて住むようになった結果、
土地ごとに人気の違いが生じ、
それが土地の価格の差になって表れることになりました。
たとえば、東京都千代田区にある番町エリアは
今も有名な高級住宅街であり、
土地の価格も家の家賃も高いので、
なかなか庶民では引っ越すことができない街になっています。
自然と、周囲より海抜が高い街に住んでいる人ほど所得や社会的地位が高くなり、
低い街に住んでいるほど所得や社会的地位が低い、
という傾向が生じることになります。
昨今、海抜の低い湾岸エリアにタワーマンションが林立し、
そこに住むのがステータス、みたいな風潮がありますが、
本当に昔ながらの名家のお金持ちはそんなところには住んでいません。
こうして街の海抜の高い低いによって平均所得に差が出てくると、
当然教育水準も、治安の良さにも差が出てくることになります。
もともとは水害からの避難という自然的な理由で
周囲より海抜が高い街が好まれていたのが、
その副次的な作用として社会的(経済的)な理由でも
周囲より海抜が高い街が好まれることになります。
もともと川沿いの海抜の低い街は、自然災害を避ける理由で人気がなかったが
その副次的な作用で、経済的な意味でも海抜の高い街が人気になった
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